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床下換気と基礎パッキン

2021/08/27

今の時代の住宅を古い住宅とくらべてみたとき、無くなったものがあります。
何でしょうか?



建物基礎を見てください

 

床下換気口のあるなし。この違いお気づきでしたでしょうか?

 

昔の家は床下に湿気がこもらないよう、基礎部分に換気口を開けていましたが

今の住宅は基礎部分と構造体の間に

「基礎パッキン」

という換気部材を挟んで床下の換気を行っています (ビルダー毎の工法で違うこともあります)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

弊社が使用しているのはJotoのキソパッキン工法。

詳細はコチラ(JOTO公式ページ)

基礎パッキンは基礎と構造を絶縁する部材。

建物周囲からの気流換気で、木材の腐敗や白蟻の被害が起こりにくい良好な建物環境をつくっています。

 

現場では、このようにベタ基礎の上へ全周施工。

昔のようにコンクリートに大きな穴を開けないことで、基礎を頑丈に保てるメリットもあります。

『Jotoキソパッキング工法』の規定に従い施工された建物については、Joto独自の『しろあり保証』が適用されるので、アフター保証の面でもメリットが大きいです。

「ナーブの家」では数年前からこちらの保証登録を全棟で実施しています。

自然保護塗装

2021/07/30

現場からのレポートです。

畳コーナーの框部分の塗装の様子です。
分かりづらいと思いますが、これでしっかり2回の木材保護塗布がなされています。

 

無垢材本来の風合いが保たれる美しい塗装です。
有害化学物質を含まない素材からできており、塗装後の質感・耐久性も良好なため『ナーブの家』の現場のほとんどで使われています。

 

いなやにおいもなく、サラリとした質感。アマニ油やミツロウ等の植物オイルが主成分となっており、木材に浸透することで保護性能を発揮します。

白木のままだと、ちょっとした汚れが浸みこんでシミになっていってしまうのですが、この塗料を塗ると撥水性が付加されるため、お手入れが一段と楽になります。

木の表面に膜をつくらないので、”調湿性能”や”木肌の素材感”が保たれるというメリットもあり、とっても有能な塗料です。

手袋越しにでもわかるさらさら感。御施主様にはこの気持ちよさを直に味わっていただきたいです。

足場のメッシュシート取付

2021/04/28

田原市加治町内にて2軒の工事が進んでいます。
寿鉱業の分譲地もあるこのエリア、嬉しいことにご縁が多いようです。

そのうちの1軒N様邸はこのほど無事上棟。
この日は、外装施工の下準備として組み立てた足場へ防護シートの設置が行われたところでした。

せっかくの家の姿が隠れてしまう!というご意見もあるかもしれませんが、足場のメッシュシートには、【作業する人の安全を確保】し、また【屋根や足場から物や工具が落ちたり、飛んでいったりするのを防ぐ】という大切な役割があります。
あまり目立たない部分ながら、近隣の皆さん、また、作業する人の安全のためにも、かかすことのできないものです。

このシートでぐるりと家が取り巻かれると、現場が守られているという安心感、家を作っているという感じが湧いてきます。

家づくり豆知識 /上棟式の祝詞の意味

2021/02/13

上棟式の時に奏上される祝詞は、建物を無事棟上げできた喜びと感謝を『建物守護の神』と『技術の神』へ申し伝え、さらに工事完了までの安全無事を祈念するものです。

上棟式も正式には地鎮祭と同じように神社などから神主さんを呼んで執り行う神聖な神事ですが、現在では略式で行われることが一般的になっており、大工の棟梁が式の要となって祭礼が進行していきます。

▲弊社工事での祝詞奏上の様子

 

人生に一度と言われる新築棟上げの場面でのみ聞くことができる祝詞。
聞きなれない古い言葉が満載なので、理解が追いつかないことが多いかと思います。

私たちとしてもどういう意味だろう……と疑問に思う部分もあったので、これを機に現代語訳してみました。
どうしても意味が知りたいという探求好きな方!ぜひご参考にしていただければ嬉しいです。

これで家づくりのプロに一歩近づけるかもしれません。

以下長くなりますが祝詞です。

古語に精通している方で万一間違っているよというご指摘があればお問合せフォームからご連絡ください;

 

(原文)

掛(か)けまくも あやに畏(かしこ)き
手置帆負命(たおきほおいのみこと)
彦佐知命(ひこさしりのみこと)
屋船豊受比賣命(やふねとようけひめのみこと)の
大神等(おおかみたち)の御前(おんまえ)に 畏(かしこ)みも 白(もう)さく 白(もう)さく
先に 木工(こだくみ)※※が ※※の家を 造(つく)り始(はじ)むるに
加久多安(かくたやす)からぬことをば
我(わ)が 須女神(すめがみ)の御霊(みたま) 賜(たま)いて
突(つ)き立てたる柱、 取り挙(あ)げたる棟木(むなぎ)、
桁(けた)、梁(はり)の木組(きかい) とよみなることなく
打(うち)堅(かた)めたる釘(くぎ)の緩(ゆる)び、
取(とり)葺(ふけ)る束(つか)のそそぎなく
千代(ちよ) 常(とこ)とはに 創(つく)り終(お)へしめ給(たま)へるを 嬉(うれ)しび、
今日(きょう)の 生(い)く日(ひ)の 足(た)る日(ひ)に、
彌(いや) 喜(よろこ)びの主人(あるじ)と 御酒(みき) 御饌(みけ) 設(まけ)たらはして、
今(いま)も後(のち)も この家を安宮(やすみや)と
大神(おおかみ)等(たち)の護(まも)り給(たま)いて、
法則(のり)のまにまに 平(たいら)けく 安(やす)らけく
成(な)し終(お)へしめし給(たま)へと 畏(かしこ)み畏(かしこ)みも申(もう)す

——

(訳文)

心に思い、言い表すことも恐れ多いことではございますが
手置帆負命(たおきほおいのみこと)
彦佐知命(ひこさしりのみこと)
屋船豊受比賣命(やふねとようけひめのみこと)
大神さまたちの前に慎み畏敬の念をもってお祈り申し上げます
先ほど大工※※が施主※※の家をつくり始めるのにあたり
こうも容易でない上棟という仕事を
神さまがお心を掛けてくださって
突き建てた柱、取り挙げた棟木、桁や梁の木組みが音を立てて揺れ動くことなく
打ち込んだ釘が緩み、葺いた屋根材がざわざわと騒ぐことなく
千年も長く変わらないようにつくり終えさせてくださったことを嬉しく思い
物事が生き生きと栄え、満ち足りた今日のよき日に
喜びもひとしおの施主と、神々に召し上がっていただくお酒と食事を十分に用意し
今もこれからも、この家が安らかな建物であると大神さまたちがお守りくださって
神がお定めになった法のままに 穏やかに安らかに無事完成させてくださいますようにと
恐れ慎みながらもお祈り申し上げます

配線計画もお忘れなく

2020/10/27

こんにちは。

コロナウィルスの感染拡大防止のために家の中で過ごす時間が増えましたね。

するとだんだんと身の回りの整理整頓不足が気になってきませんか?

私もこれではいけない!と休日に自宅の掃除をしたのですが、コンセント・光回線まわりに行き当たって、ここはどうしようかと突然悩んでしまいました。

モデム、無線LAN、ルーター、プラグ、コード……etc

どんなにきれいにしたくても、設置場所は限られてしまい、長い配線と相まってごちゃごちゃとしがちですね。

在宅勤務やオンライン学習などで欠かせないネット機器が多くおかれるこのエリア。

皆さんはお住まいの中でどんな風に整理をされていますか?

 

リビングの低い位置にネット回線の終端があることが多いように思いますが、この配置だと

■ 室内の雰囲気(インテリア性)を損ねる
■ 凸凹が多くなった部分にゴミやホコリが溜まる
■ 小さな子どもやペットが触りかねない 等々、

なんだかデメリットが多いです。

収納ボックスにぎゅっと詰めるのもありですが、コンセントや配線の位置そのものを変えられたら、もっといいのになと思います。

たとえば、

人の往来の少ない納戸やウォークインクローゼットの高い位置に棚+配線パネルを設ければ、
WiFi設備の見えない、すっきりしたリビングを保つことができますし、

 

 

書斎・子供室などに有線LANを確保しておけば、常に安定した通信状態でインターネットを利用することができます。

※写真は2枚ともOB様邸の竣工写真です

 

私の現在の住居では叶わないことですが;
新築の家づくりのなかでなら十分に実現できる内容です。

インターネットは今や私たちの生活に欠かせないもの。
だからこそ設備の置き方、配線の取り回し方を丁寧に考えておくと、完成後の暮らしやすさが格段にUPしてくると思います。

すっきりした生活のためには、しっかりとした”配線計画”がとっても大切です。

工事がはじまるときに必要なご挨拶

2020/08/07

 

工事期間中は機械作業の音や、車両の出入りの増加など、やむを得ず近隣の皆様にご不便ご迷惑をおかけする場面がでてきます。

だからこそ、工事がはじまる前に情報を開示し、工事実施のご案内をすることはとても大切。

私たちは毎回工事前に工事期間が分かるお知らせ書類を作成して、ご挨拶回りをさせて頂いています。

 

 

このお知らせは様々な年齢の方が読まれると思うので、できるだけ分かりやすく見やすいものになるよう注意して作っています。

自分の住んでいる地域に突然知らない業者が入ってきたとしたら、誰でも不安になりますよね。

施工者や日程が事前に分かっていれば「あの工事の人だな」と安心して過ごしていただけると思います。

また、必ずではありませんが、お施主様が弊社スタッフと共にご挨拶回りできれば、さらに安心感があがりますし、お付き合い上の印象も良いですね😀

弊社では、お施主様とスケジュールが合いやすい地鎮祭の前後でご挨拶回りに伺うことが多いです。

今年はコロナウィルスの関係もありますので、可能な限り配慮のあるご案内をしていきたいと思っています。

洗面器の種類

2019/10/22

図面の製本をしていると、ときどき気になる専門用語が目に入ります。
今回、何だろうと思ったのは「ベッセル型洗面器」
洗面器を製作した人の名前が“ベッセル”さんなのかな……
と思ったのですが、調べてみると

ベッセル (vessel)  =  液体を入れる空の容器,うつわ

の意味だそうで、用語としては、カウンターの上に洗面ボウルを据える設置形式を指す、とのことでした。デザイン性を高めたい、遊び心を加えたいというときに「ナーブの家」でも活躍していますね。

 

さらに調べていくと洗面ボウルの設置スタイルはベッセル型を含めて大まかに4種類あることが分かりました。

 

■ベッセル型

絵にするとこんな感じ。最近では、半分カウンターに埋め込まれたボウルもこの名前で呼ばれているようです。ボウルの存在そのものがインテリアになります。和製の陶器鉢がぽんと置かれた洗面もこの仲間ですね。

 

 

■オーバーカウンター型

カウンターに穴をあけて、その上から洗面ボウルをはめ込む形。縁が出来るのが特徴。ベッセル式よりもカウンターとの高低差がありません。

 

 

 

■アンダーカウンター型

カウンター面の下から洗面ボウルを固定するスタイル。洗面ボウルがカウンターに収まっているので、見た目に段差がなくすっきりした印象です。掃除がしやすく、ホテルのバスルームや、公共施設などでも採用されています。

 

 

■ペデスタル型

「 ペデスタル 」 は ” 台座 ” の意。洗面器の下に脚が付いています。欧米らしさを感じられるスタイルですが、あまり馴染みがないかもしれません。配管を隠すために生まれた形で、収納スペースを省いており、足回りがすっきりします。

 

 

 

皆さんのお好みの洗面器はどのスタイルでしょうか?

まずは身近にある洗面がどのタイプにあてはまるのか、ちょっと気にしてみると面白いかもしれません。

吹き抜けのある暮らし

2019/09/28



最近、ナーブの家では吹抜のあるリビングをご希望される方が増えています。
確かに同じ平面でも、より一層空間が広く感じられて開放感がありますよね。

ただその分、エアコンの利きやその分電気代が心配・・・という声も同時に耳にします。
その対策として、吹抜をされる方には「床暖房&シーリングファン」の取り付けをお勧めしています。

暖かい空気は上へ上へと上がっていきます。
その点、エアコンは部屋の高いところへ設置するので、せっかく温めた空気は吹抜の上の方へ溜まってしまい、部屋全体を暖めるには充分に補いきれないところがあります。
それに対し、床暖房は輻射熱により空間を足元から優しく温めてくれます。そして上へあがった暖かい空気をシーリングファンで回すことにより、効率よく部屋を暖めることができるのです。 

きちんと対策をすれば、より快適な空間になりますよ。

吹抜のある暮らし、考えてみてはいかがですか? 

間接照明のこと

2019/09/04

部屋の照明というと、ナーブの家では最近、間接照明に注目が集まっています。

間接照明とは、天井や壁面を照らすことで室内を明るくする照明のこと。

 

直接光が目に入らない間接照明は、

リビングや玄関を雰囲気あるおしゃれな空間にしたい方や

寝室等のリラックス空間をより快適にしたいという人におすすめです。

 

 

こちらは玄関収納の下にライトを配置。家族やお客様を温かく迎える光です。

 

 

 

 

同じく玄関ですが、今度は上から。お気に入りのアクセントクロスが主役級に。

小さなインテリア小物も素敵に映ります。

 

 

 

 

プライベートなお手洗いの空間もふんわり明るく居心地良く。

 

 

 

下の写真では下がり天井とテレビボード下にご注目ください。

こんなところに仕込む間接照明も家の雰囲気を一段と上質で温かみあるものにしてくれます。

 

 

また、インテリアショップで購入できるでスポットライトやスタンドライトも、使い方によっては間接照明として機能します。

一押しのライトがあるんだけど!という方には、プラグやコードが邪魔にならない、ベストなコンセント配置もご提案できますよ。

家づくりをご計画の際にはぜひ照明・ライティングにも目を向けてみてくださいね。

人と猫が一緒に楽しく暮らす

2019/07/01

人と猫への気遣いがはじめからある家、皆さんはご覧になったことがあるでしょうか?

巷ではなかなか見つかりませんよね。

かくいう私(事務スタッフ)も自社物件ではじめて目にした、というのが本当のところです。

猫を飼うご家庭でも、猫用の設備(家具)は後付けされるのが一般的で、その為に飼い主も猫も日頃から不自由している部分が多々あるように思います。

 

例えば、

・丁度よいスペースがなくて、しょうがなくLDKに猫トイレを置いている

・ペットフェンスを設置しても、猫が飛び越えて危険な所へ入ってしまう

・家族は寒いから(暑いから)部屋のドアを締めたい!でもドアを締めると猫が水飲み場やトイレに行けない

・暖かい窓辺は猫のお気に入り、でも洗濯ものもここに干したい

などなど、

 

飼い主さんの悩みはきっと山積しているはず……。

普通の住宅は【住むのは人だけ】という前提があるため、必然的にペットと一緒に生活する際、配慮不足になってしまうことが多いのです。

 

そんな中私たちは、そんな人と猫の暮らしの悩みを解消するため、【 猫の本来の習性 】と【 人の生活の快適 】両方を真剣に考えました。

施工事例の中にあるこちらの賃貸住宅

また現在豊橋市芦原町で建築中の戸建賃貸住宅(7月末完成、見学会予定8/3-4)は、

その成果として、人とペットが共生していくための配慮を取り入れたつくりとなっています。

建築材料から間取りに至るまで、しっかりと心を配ることができれば、猫と人、両者の「困った!」はほとんど解消できます。また、完璧に解消できない問題に対しても、負担を少なくしていくことは十分可能です。

もし、ペットと暮らせる住宅を創りたいな、と思っていらしゃる方は、ぜひお問い合わせ・ヒアリングの際に「猫や犬と暮らせる家がいいんだけど……」と担当スタッフまでお声がけいただければと思います。

私たちはペットとの共同生活で得られる “暮らしの楽しさ” と “苦労・悩み” をお客様たちと共有していきたいと思っています。

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