年齢を重ねるなかで変化してきた暮らし向きにあわせる為、家の建替えを検討されたK様。日本家屋の特徴を持ちながらも、晴れやかで優しげなスタイルがご希望でした。
この家の見どころはシンプルすぎずかわいすぎない素材感と色味。屋根は、見た目の重厚感を損なわず、軽くて地震に有利な瓦屋根を使用。外壁に使われた明るい石目調のサイディングは、ひかえめな柄行ながらも独特の質感のものを選びました。
お施主様のお好みでキッチン・お風呂・洗面化粧台は淡いピンク色で統一。その分、床には落ち着きある色味のナラ材のフローリングを採用し、全体は穏やかでくつろげる雰囲気にまとめています。
穏やかな生活になじむ優しい空間コーディネートが魅力の住宅です。
親しみある瓦屋根のスタイルにカジュアルな要素を取り入れた外観。
明るすぎないナラの床がほっとくつろげる空間を生み出します。格子型の引戸がさりげなく和の空間を思わせます。
滞在時間が長くなる場所だからこそ、自分好みの色を選びたいキッチン。パステルトーンのピンクなら誰でも優しい気持ちになれそうです。
和室の襖も薄橙色。戸を開け放った時にも調和のとれた空間になるよう意識しています。
庭に面する和室は明るくすっきり仕上げました。天井は木調で爽やかな緑の畳と穏やかに呼応します。
しまいたいものを事前に確認し、2階の収納は大容量のシェルフを採用しました。
柄のある床材を使うと、にぎやかで温かみのあるステップに。
2階の二部屋を通すバルコニーです。無駄のない動線がお布団を干す場面などで活躍します。
瓦の屋根の伝統的なディテールが、見る人に落ち着きと安心感を与えてくれます。
